深大寺バス停10時、参加者20名が集合。事前学習のためか、今まで
以上に、参拝への強い意気込みが感じられる。
拝観の順番を提案、皆さんに了承頂いた。山門⇒本堂⇒元三大師堂
⇒開山堂⇒万霊塔⇒釈迦堂⇒深沙大王堂と回ることとした。
「浮岳山」の扁額がかかった山門を通ると、直ぐ左手に「そば守観音」の像
が眼に入った。右手に蕎麦露、左手に蕎麦の実とのことだが、水瓶と蓮華
と言っても良いような形をしていた。愛嬌が感じられる観音さまだ。
本堂は垂れ幕がかかり、ご本尊をしっかり拝観することができず、残念。
お隣の元三大師堂では、参拝者が正座。お坊さんと一緒に読経する声
が響いていた。我々も座り、しばらくの間、読経の声に耳を傾けていた。
この堂のご本尊(元三大師)は秘仏で二十五年に一度の御開帳とのこと。
中央には鏡のようなものが置かれて、姿かたちは全く窺うことができない。
ただ、角大師を表す絵が柱に貼られてあった。
開山堂では、ご本尊の薬師如来始め、諸尊像を格子越しに眺めることが
できた。中尊が薬師如来、左脇侍に弥勒菩薩、右脇侍が十一面観音、
更に両外側は開基の満功(まんくう)上人と改宗の大楽大師とのことだ。
やはり、仏さまは間近で拝観したいものだ。
万霊塔がペットのお墓とは驚いた。「南無十二支観世音菩薩」と書かれた
旗の意味が理解できた。立派なお墓に複雑な気持ちになる。
本日のお目当てである白鳳仏が祀られている「釈迦堂」へ向かった。
ガラス張りのお堂の中央に「釈迦如来倚像」が置かれ、両脇侍は左・普賢、
右・文殊と通例とは逆の配置で仏画が掲げられていた。欠けた指はしっかり
確認できたが、耳の穴までは分からなかった。「もっと大きいと思っていた」
との声も聞こえてきた。写真だと大きく見えてしまうようだ。
この癒し系仏さまの前で、しばらく歓談しながら、眺めていた。
更に、延命観音、深沙大王堂と拝観し、最後に、記念撮影で深大寺見仏会
を終了とした。
昼食に名物・深大寺蕎麦を頂き、その後、深大寺城跡、水生植物園を散策
しました。