お蔭様で好天に恵まれた。朝10時、境内入口に24名が集合。
深川不動堂では、多くの仏像を拝観でき、仏像の特徴や違いを
実践的に学べる。また護摩祈祷を体感することもできる。
(境内案内) (左手本堂・正面旧本堂)
境内に入り、最初に眼に入るのは本堂の外壁。梵字で覆われた
建物の周囲は、煌びやかでお寺の持つイメージを一新させている。先ずはお参りを済ませ、旧本堂の中を拝観して歩く。いきなり、
丈六ならぬ丈八の見事な不動明王像がどっしりと鎮座されている。
この像は「おねがい不動尊」と言い、樹齢五百年の楠が使用されて
いるそうだ。皆さんが触られたか、膝の辺りが艶々している。
(丈八とは一丈八尺、立像なら約5.4m、坐像では半分の約2.7m)
流石、不動明王がご本尊のお寺だ。これだけ立派な不動明王像を
を造るとは凄い。お不動さんに込めた熱い思いが伝わって来る。
この丈八不動明王像の横で、「不動十九観の儀軌」(19の特徴)の
資料を基に解説を添えた。「光背の火生三昧(かしょうざんまい)」
「童子形の体型」「弁髪」「額に皺文」「天地眼」「右手に剣」「左手に索」
「大磐石」「遍身に迦楼羅炎」等々。
同じフロアには、干支ごとの護り本尊となる仏像も並んでおり、各自
自分の本尊となる仏さまをより一層熱心に拝観されていた。
更に、不動明王立像が祀られた部屋や、七福神の像、四国八十八カ所
礼拝所、あるいは天井に大日如来像が描かれた部屋など、見どころ満載
のお寺と言える。仏像、仏画、書画など様々な仏さまが部屋中に満ち溢れ
といるように感じられる。
一通り、拝観した後、11時から始まる護摩祈祷に参列するため、本堂へ
移動、着席した。お堂は階段状になっており、どの席からも護摩壇を見る
ことができる。堂内はすでに、満席近くになっていた。
何名ものお坊さんが護摩壇に上がり、太鼓の音と共に護摩祈祷が
始まった。読経の声、太鼓の音、護摩木の炎など堂内は厳粛な祈り
の空間となった。
(護摩祈祷)
初めて護摩祈祷に出られた方々は、その迫力に驚かれていた。仏像を彫られている朝比奈さんは、また来たいと言われた。
不動明王のご利益で、今年1年の無病息災を祈る。
最後にお堂を背にして、記念撮影をした。
(全員で記念撮影)
参拝を済ませた後は、参道を出て近くの中華料理店で円卓2つを占め舌鼓を打った。食事後は富岡八幡宮のお参りをした。