2013年2月21日木曜日

太宗寺の諸尊像を拝観し、新宿御苑を散策!!

内藤新宿 太宗寺境内
文化財の案内
 
銅造地蔵菩薩坐像
 
閻魔王
 
塩かけ地蔵
 
三日月不動像と布袋尊像
 
新宿御苑の中を散策
 
 温室の植物
旧御凉亭をバックに記念撮影


天候に恵まれ、穏やかな日差しの中での見仏会となりました。新宿御苑前
駅から3分のところに、浄土宗 太宗寺があります。19名のメンバーが集合
しました。

太宗寺の境内は「新宿ミニ博物館」のパンフレットが示す通り、印象的な
仏像が揃っています。境内に入り、最初に目につくのは、圧倒的存在感
の地蔵菩薩坐像です。像高が267cmとは正に丈六仏の大きさを超え、
迫力満点です。
江戸六地蔵の一つであり、像内には小型の地蔵が6体と、寄進者名簿が
納入されていたとのことです。造像当時の思いが伝わってきそうです。

地蔵菩薩坐像の奥に、閻魔堂があります。中が暗くて、よく見えません。
手前の格子戸に照明のスイッチがあり、押すと暫く堂内が明るくなります。
正面に、目や口を大きく開いた閻魔王が鎮座されています。奪衣婆像は
隅にあるためか、よく確認できませんでした。

冥界を代表する閻魔王は、五七(三十五)日の審判を司り、本地仏が
地蔵菩薩とされます。閻魔さんもお地蔵さんも葬式仏教を代表する仏様
と言えます。

境内の左手奥には、「塩かけ地蔵」が塩まみれのお姿となっていました。
願かけの返礼に塩をかけるとのことです。その塩の多さに、いろんな人の
願いを叶えたお地蔵さんだ改めて感心しました。

塩かけ地蔵尊の隣にある「不動堂」には、三日月不動像と、布袋尊像が
奥と手前に並んで安置されていました。手前の布袋尊像はしっかり確認
することができました。新宿山の手七福神として祀られています。

江戸時代、新宿御苑一帯は信州高遠の藩主をつとめた内藤家の所領
であったとのことです。内藤家のお墓もお参りしました。意外に質素な
造りでした。

太宗寺を後にして、新宿御苑に向かった。新宿門から御苑に入った。
清々しい気分で草木の間を散策。二種類のスイセンがあちらこちら
まとまって花を咲かせていた。寒桜、河津桜、ミツマタなどを眺めながら
温室の植物園に入館。

温室の案内パンフに環境省の文字が印刷されていた。新宿御苑が、国の
所管であることを再認識した。

温室の中は、熱帯低地、熱帯山地、熱帯池沼、乾燥地などと、区分されて
コーナーが設けられていた。

「仏教の三大聖樹」の掲示があり、無憂樹(ムユウジュ)、菩提樹、沙羅双樹
ついて解説が書かれていた。皆さん、掲示板の前に集まり、無憂樹は、
どこにあるのかと探し始めた。最後には、三本とも確認できたようです。

温室を出て、旧御凉亭を目指して御苑内をゆっくり歩き出した。本当に
気分の良い日です。旧御凉亭に着いたが、中には入ることはできない。
池を挟んで、反対側に回り込み、旧御凉亭をバックに記念撮影。

北島さんから突然、お礼とお褒めの言葉を頂き、(井戸さんと私に対し)
大変恐縮いたしました。今後も幹事、励みます。

昼食は、御苑内のレストランゆりのきで美味しく頂きました。
ご参加の皆さん、お疲れ様でした。ご参加できなかった方は、ぜひ次回
はご一緒しましょう。


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