2012年10月25日木曜日

世田谷観音並びに龍雲寺を参拝!!

世田谷山観音寺(正式名)
                   阿弥陀堂のご説明

                    六角堂(不動堂)

                    文殊菩薩

                     夢違観音

             観音堂・聖観音菩薩の前で記念撮影

                ご住職のご説明を拝聴

聖観音菩薩

                    阿弥陀如来

                    韋駄天

地蔵菩薩
 
                        
                    龍雲寺 山門

                  
 
                 龍雲寺でお茶を頂く
 
                    龍雲寺の境内
 
BACメンバー11名が10時世田谷観音参道入り口に集合。
執事長(ご住職のご子息)に迎えて頂き、朝から嬉しい気分となりました。
早速、境内のお堂や仏像についてご説明して頂きました。
 
昭和26年の創建であるにも関わらず、歴史的建造物や仏像が多い
のには驚かされます。お寺創建の経緯や、伽藍整備の状況をお聞きし
先代ご住職の志の大きさを知り、感銘を受けました。
 
本堂である観音堂ではご本尊の聖観音菩薩立像を中心に両脇侍に
様々な仏さまが並んでいます。
お言葉に甘え、ご本尊の前で、記念撮影させて頂きました。
 
本堂内陣について、ご住職からご説明がありました。熱心なご説明に
聴き入り、皆感服していました。
 
次に、特別にご開帳頂いた阿弥陀堂の中を拝観。阿弥陀如来坐像が
中央に鎮座。両脇侍に韋駄天や地蔵菩薩などが並んでいます。
韋駄天の甲冑姿が見事でした。また、腕で子供を抱き、足元は子供に
抱き付かれる「子育て地蔵菩薩」にほのぼのとしたものを感じました。
 
ご住職と執事長のお蔭で、楽しく、為になる時間を過ごすことができた
ことにお礼申し上げます。
 
世田谷観音を後にして、次に向かった先は野沢の龍雲寺。正式名称
は大澤山 龍雲寺という臨済宗妙心寺派のお寺です。
 
座禅や写経のできるお寺とのことであり、お堂の拝観を目的に訪問。
来訪の目的を告げますと、快く本堂に通して頂きました。
本堂でご本尊・聖観音菩薩を拝観していますと、お坊さんがお見えに
なり、我々の質問に対し、ご回答頂きました。
 
その後、お庭の見える応接間のような部屋に通され、お茶やお煎餅が
出されました。ご親切な応対に驚きです。
ご住職の奥様が来られ、お寺で実施されている活動についてお話しされ
ました。近隣小学校などのご支援もされています。地域ネットワークの
キーステーションのように感じました。
 
今日一日素晴らしい出会いがありました。感激した気持ちを持ったまま
渋谷へ戻り、マークシティで昼食を取りながら、歓談しました。

2012年10月19日金曜日

小池さん「音訳(音写)文字」について語る!!





10月の定例会報告です。半年間の見仏会振り返りをしました。
 
4月「浅草寺」、5月「九品仏浄真寺」、6月「高幡不動尊」、
7月「目黒不動尊」、8月「深大寺」そして9月「池上本門寺」と
回りました。皆、それぞれ良さがあります。とりわけ九品仏の
印象が一番強かったようです。
 
本日の体験談ご披露は小池さんです。お気に入りの仏像は
三千院の阿弥陀如来、広隆寺の弥勒菩薩とのことです。
うっとりするような仏に何とも言えない魅力を感じるそうです。
 
次に、「音訳(音写)文字」について、関心を持たれた経緯
を話され、音訳(音写)文字の具体的例をたくさん紹介して
頂きました。
 
更には、「般若心経」の経文の中にある音写文字の具体的
な解説がありました。改めて数の多さに驚きました。
参加者の皆さんから音写文字について活発なご意見が飛び
出し、大変盛り上がりました。
 
「仏像ミニ知識」では観音菩薩のルーツをDVDを見ながら
整理しました。「阿弥陀如来の脇侍」「六観音」「三十三観音」
の三パターンで観音菩薩を見つめてみました。
 
今月の見仏会は「世田谷観音」です。今回も、井戸さんから
世田谷観音の見どころついて解説して頂きました。
見仏会を通し、観音菩薩についての理解を深めたいものです。
 
小池家に伝わる阿弥陀如来坐像を会場へお持ち頂きました。
皆さん、近くに寄って、まじまじと眺めていました。
柔和なお顔立ちの正に「如来相」のお顔でした。(写真掲載)
また、像の重さからして、乾漆造のようにも思われます。
 
 

2012年10月12日金曜日

三井記念美術館「近江路の神と仏 名宝展」を鑑賞!





BACメンバー8名、三井記念美術館「近江路の神と仏 名宝展」を
鑑賞しました。入館すると「誕生釈迦仏」が出迎えてくれました。
奈良・東大寺の花祭りで見かける像と同じスタイルです。
 
展示室2には国宝の「金銅経箱」だけが展示。藤原道長の娘・
彰子(しょうし)が埋経に使用した経箱です。この経箱のことは次回
定例会でご説明します。
 
展示室4では如意輪観音半跏像が入口でお迎えしてくれます。
この如意輪観音は二臂で、宝珠も法輪も持たないため、表示を見る
まで如意輪観音とは分かりませんでした。(通常六臂では?)
 
展示室4には重文の仏さまが数多く鎮座されています。一体一体
じっくり拝観でき、大変満足の時間を過ごすことができました。
 
葛川明王院の千手観音立像、石山寺の快慶作・大日如来坐像は
特に素晴らしい。また、園城寺の吉祥天立像も気に入りました。
 
展示室5では、百済寺の「紺紙金字妙法蓮華経 開結経共」は見事。
金泥で書かれた経文一字一字に精神集中と願いの強さを感じました。
展示室7には沢山の仏画展示され、こちらも見応えがあります。
 
じっくり鑑賞した後は、館内のミュージアムカフェで抹茶ラテを頂き、
暫し、仏像・仏画談義に花を咲かせました。
ご参加の皆さん、ありがとうございました。