制作中の聖観音 他 仏頭(実物は小さい)
解説される清水さんと、拝聴するメンバー
5月の定例会は会員18名と見学者1名の総勢19名の参加者でスタート。本日のメインは清水境雅さんの仏像制作体験発表です。
習い始めて2年半とのことです。現在制作中の聖観音菩薩立像と、すでに
制作が完了した手、足、仏頭等の小さな作品も展示して頂いた。
レジュメとパワーポイントで「仏像彫刻のいろは」と題して、彫刻用具、用材
、彫り方等を解説頂いた。著名な仏師や身近な仏像彫刻教室についても
紹介された。皆さん熱心に聴き入り、ぜひ挑戦してみたいとの声も聞かれ
ました。
今回の学習会は、前回に引き続き、飛鳥・白鳳期仏像の特徴を整理しまし
た。法隆寺・釈迦三尊像と広隆寺・弥勒菩薩とでは明らかに像から受ける
印象が違う。前者の北魏様式に対し後者は南梁様式と呼ばれるようです。
この区分は理解しやすい。法隆寺・百済観音像や、中宮寺・菩薩半跏像も
この区分では南梁様式になるようです。
また、白鳳期の像では日本最古の塑像と言われる當麻寺・弥勒仏坐像と
興福寺(旧山田寺)の仏頭をインプットしました。
當麻寺 弥勒仏坐像 興福寺(旧山田寺)仏頭
今月の見仏会は鎌倉まで足を伸ばし、覚園寺と瑞泉寺を参拝します。
見どころは覚園寺の仏たち(薬師三尊像と十二神将)と瑞泉寺の庭
(夢窓疎石作庭)と花です。
予告:来月の定例会には東京芸大の中嶋莉恵さんをお招きする予定です。
NHK Eテレ特集「仏像の魂に挑む~東京藝術大学 若者たちの一年~」
でご紹介された方です。
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