小雨の降る肌寒い日となった。26年度最初の定例会には25名の会員が
集合。本日のメインは朝比奈さんによる「趣味の仏像彫刻」のご披露。
朝比奈さん創作の仏像
仏像を眺めながらの談笑 解説される朝比奈さん
朝比奈さんは昨年11月からBACに参加され、会員の皆さんへ沢山
刺激を与えている。
今回のご発表は、入会当初からお願いし、実現の運びとなったもの。
仏像彫刻を始めたきっかけ、彫刻技術上達の秘訣、これまでの制作履歴
更には、仏像彫刻の魅力について大変分かりやすく丁寧にご説明された。
皆さん、話の中身の前に、パワーポイントやレジュメの資料、解説の手順
など、プレゼンの上手さに只々感心。
特に印象に残った言葉として、計画段階から仏さまとの対話が始まり、
「癒し、やすらぎ」が得られるとのことだ。通常の木彫りでは得られない
感覚とのこと。正に仏像彫刻の真骨頂と思える。
レーザー光線を活用しての垂直の線を引いたり、計測したりと、大変研究
熱心な様子が伺えた。
仏像彫刻の基礎知識として、「仏像の高さの表現」「基本的な寸法取り」
「材料」「手順」等々細かく説明頂いた。
「仏像は赤ちゃんのからだ」の解説に皆さん、大いに感心した。
彫り方や、多様な道具類についても示された。こんなに多くの段階があり
また、道具の多さに驚くばかりであった。
道具と設備
最後に、今後彫りたい仏像について話して頂いた。朝比奈さんの情熱が
伝わって来た。第二回のご発表が楽しみとなる。
定例会終了後、東京藝大での研究報告発表展へご一緒した。朝比奈さんは
会場で中嶋莉恵さん始め、藝大の方々に、仏像制作者ならではの鋭い質問
をされていた。益々レベルアップされると確信。
川崎から、沢山の仏さまをお連れになり、貴重な素晴らしい体験談をご披露
された朝比奈さんへ心から感謝!!
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