2012年11月16日金曜日

安元さんの体験談テーマは「琉球の歴史」「沖縄の神仏」

定例会終了後、体験談ご発表の安元さんを囲んで
 
11月定例会は2名の見学者を含め20名の参加者でスタート。
 
冒頭、BAC幹事(木村)が旅行した京都古寺のスライド写真を見ながら、
お勧めの仏像、庭園等をご紹介しました。
仏像では、泉涌寺塔頭の即成院、戒光寺、秘仏十一面観音12年ぶり
ご開帳の六波羅蜜寺、六観音の千本釈迦堂 大報恩寺がお勧めです。
見事な仏像がお堂や宝物館にびっしりと鎮座されています。
庭園では、泉涌寺の御座所庭園、高台寺 圓徳院の庭園、ライトアップした
みかえり阿弥陀の永観堂が素晴らしかった。(11月11~13日小旅行報告)
 
仏像ミニ知識では、方位(四方と四維)・十二支・季節・時刻・四神・四天王を
一覧表にまとめました。関連付けることで、スムーズに理解が進むようです。
この資料は皆さんに喜んで頂いたようです。(?)
 
本日のメインは安元さんの体験談です。
最初に、「琉球の歴史」について、時代区分を本土と比較の上、時系列的に
解説されました。沖縄人の祖先はどこから来たのかまで論じられました。
また、耳にしたことのない琉球王の名前に、沖縄のことは全く知らないでいた
と痛感しました。
 
「沖縄の神」では、古来の信仰世界を三つご紹介されました。すなわち、
他界信仰、オナリ信仰、御嶽(うたき)信仰の三つであり、これらが重なって
沖縄の神となっているようです。
「霊魂は三十三年の忌明けとともに神に昇華する」との解説が、大変印象に
残りました。また、神棚と仏壇が並んである写真を拝見すると、神仏が混然
一体となって祀られてようにも感じました。先祖を神として崇拝する沖縄の
風習を少しだけでも理解できたように感じた次第です。
 
時間が足りなくなってしまい、質問時間を十分に取れませんでした。来月の
定例会で、再度質問の時間をお取りします。
 
今後の体験談予定は12月に牧野さんの「狛犬研究」。来年1月に小杉さん
の「短歌の中の御仏たち」と続きます。お楽しみに!!
 
最後に、今月の見仏会「護国寺」についての見どころを井戸さんが解説
されました。


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