本日、金沢文庫での特別展「東大寺‐鎌倉再建と華厳興隆‐」を見学予定
であった。台風接近での雨風を考慮し、今回は断念。前日朝には、参加
予定の14名へメールで連絡。
平重衡の南都攻めで伽藍の大半を焼失し、その後の復興造営に着手した
人が京都 醍醐寺出身の僧、俊乗坊重源。
その重源の像「国宝 重源上人坐像」も出展される。その作者は運慶では
ないかと言う説もある。間近での拝観を楽しみにしている。
快慶作の「地蔵菩薩立像」も出展される。重源は仏師としての快慶を重用
し、快慶も重源に深く帰依していたとのこと。二人とも深く阿弥陀信仰の道
に入っていたようだ。
真言宗出身の僧が阿弥陀信仰を持って、華厳宗の寺院を再建とは何とも
不思議な感覚になる。東大寺展で伽藍再建のエネルギーを感じたい。
また、「四聖御影(ししょうのみえ)」始め、大仏造立での人間模様も面白い。
大仏開眼供養会に込められた思いとは何なのか。
見どころが多い東大寺展です。BAC11月の見仏会でぜひ実現しましょう。
国宝 重源上人坐像
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