(解説される杉原さん)
(解説を聴く皆さん)
新規入会の会員が加わり、参加人数が25名。大変な賑わいとなった。
本日のメインは杉原攝子さんの「仏画解説」。杉原さんの仏画人気を反映してか、いつも以上の人数となった。
最初に、準備されたレジュメに従い、「仏画ができるまで」のプロセスを
解説された。1.白描図 2.絹上げ 3.彩色 4.截金 の順に
制作用具、画材、絵具などの、現物を示し、丁寧に説明された。
初めて聞く用語や初めて見る材料もあった。「ドーサ引き」、「ドーサ液」
「生麩糊(しょうふのり)」、「膠(にかわ)と明礬(みょうばん)」、
「水干(すいひ)絵具」、「泥絵具」等々。
鮮やかな色彩を出すには、これだけの手間や工夫がなされるのかと
改めて、感心。集中力と粘り強さがないと手に負えないと感じた。
その後、写真に撮られた作品をスクリーンに映し出した。見事な仏の
姿に驚嘆の声が上がった。
杉原さんの仏画作品
大日如来坐像 観世音菩薩不動明王坐像 中尊寺「華鬘」
皆さん杉原さんの周りに集まり、作品、画材、用具などについて質疑応答。
楽しく歓談の時間となった。
大変興味深く拝聴。師事した先生が、偶然にもお父様が師事した
先生のお弟子さんだったそうだ。正に「仏縁」。
今月の見仏会は延期となった金沢文庫「特別展 東大寺」。合わせて、
称名寺も参拝する。学習会では称名寺の縁起について学んだ。
今後のスケジュールについても、皆さんのご意見をお聞きし、決定。
12月は、定例会終了後、忘年会を実施、見仏会は、平等院鳳凰堂
の国宝特別公開に合わせ、サントリー美術館見学に変更。
精進料理を堪能したいとの要望もあり、鎌倉古刹参拝の計画も浮上。
来春、実現の方向で決定!
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