2016年9月10日土曜日

江戸三閻魔にお会いする!


荻窪東メンバーでの今回テーマは「閻魔王に会う」。地下鉄丸ノ内線
新宿御苑前駅改札10時集合、参加者は16名。江戸三閻魔は
新宿・太宗寺、杉並・華徳院、巣鴨・善養寺。
今日は、太宗寺と華徳院の2ヵ寺を参拝することとした。

太宗寺には、江戸六地蔵の3番地蔵や新宿山の手七福神の
布袋尊も安置されている。
江戸六地蔵の「銅造地蔵菩薩坐像」を
眺める参加者の皆さん
 
1.江戸六地蔵解説板と銅像地蔵菩薩坐像
  江戸の六街道沿いに造立された像が六地蔵。太宗寺像は
  甲州街道沿いに造立。 地蔵菩薩は像高267㎝、1712年造立。
解説板              銅造地蔵菩薩坐像
                              
 
2.閻魔像、奪衣婆像解説板 閻魔像と奪衣婆像
  閻魔像より奪衣婆像の方が迫力がある。閻魔像は身体に比し
  お顔が小さい。
解説板               閻魔像
 
解説板              奪衣婆像

3.三日月不動像・布袋尊像
  お堂の中、手前に新宿山の手七福神・布袋尊像が鎮座し、奥の方に
  三日月不動像。額の上に銀製の三日月をもつため、三日月不動と
  呼ばれている。像高は194㎝、江戸時代の作。
 
  布袋尊は昭和初期、有志によって創設されたとのこと。布袋尊は
  恰幅の良い老人のイメージがある。ここの像はあどけない子どもの
  ようにも見える。
解説板             お堂の中の二尊像
 
太宗寺では仏像を拝観後、内藤家の墓所をお参りした。かつては300坪の
広大な墓地であった。昭和27年の区画整理で現在のようになったとのことだ。
 
次に、井戸さんのご案内で、太宗寺近隣のお寺を参拝した。
正受院(しょうじゅいん)の奪衣婆像を拝観した。解説板を読むと驚く。
この像が小野篁(おののたかむら)作との伝承があるそうだ。
小野篁と言えば、冥界と通じていた人物として有名。
 
4.正受院奪衣婆像と阿弥陀三尊像
  奪衣婆が頭に綿の衣を被っているから「綿のおばば」と呼ばれていると
  解説板に書かれている。奪衣婆像を祀るお堂の隣に「正受院」の扁額が
  掛かるお堂がある。
  ここが本堂と思われる。戸の間から覗くと金色の阿弥陀三尊が鎮座されて
  いた。

解説板           奪衣婆像を覗く
 
奪衣婆像(ネットか       阿弥陀三尊像

正受院の次に、お隣の成覚寺(じょうかくじ)も参拝した。こちらにも、
境内に石造の六地蔵始め、多くの石仏が鎮座し、見どころが多い。

次の参拝寺院は杉並の華徳院。新宿三丁目駅まで歩き、丸ノ内線で
新高円寺まで行く。
新宿三丁目駅に向かう
 
5.華徳院の閻魔王像
  目的の閻魔像は本堂の中に安置されているために、拝観可能か
  予め電話で確認しておいた。11時と13時に法要があるとのこと。
  法要の妨げにならない時間なら可能と言われた。
 
  12時頃伺ったところ、ちょうど法要が終了するところであり、来訪を
  お伝えすると、快く、拝観をご了承された。

華徳院の縁起解説板     ご本尊を拝観する皆さん

ご本尊の閻魔王像        蔵前のお堂から移座の閻魔王像
 
昼食は新高円寺駅近くで中華を頂いた。低料金で美味しいと
皆さん絶賛されていた。今日も一日、笑い声の絶えなかった。
 

 
 
 
 
 

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