開山堂 正門
阿弥陀堂
ご本尊・阿弥陀如来と脇侍
開山堂
ご本尊・如意輪観音お前立
旧本坊表門(重文)
根本中堂
根本中堂の扁額「瑠璃殿」
根本中堂前で記念撮影
上野大仏
清水観音堂からの眺望
清水観音堂(重文)
不忍池辨天堂
ご本尊・弁財天
10時東京文化会館前に会員17名が集合。今年最後の見仏会は寛永寺。
寒さに備えて厚着をしてきたが、風もなく見仏会には絶好の日となった。
寛永寺の正式名称は「東叡山寛永寺」。比叡山延暦寺に模して創建された
東の比叡山と言う位置づけだ。江戸末期までは、上野公園をはじめ、その
周辺にも堂塔伽藍があり、広大な境内であったとのこと。
今回の見仏会は、今に残るお堂を参拝しながら、かつての境内を散策する
ことを目的としている。拝観ルート決め、スタート。井戸さんが引率。
開山堂 ⇒ 根本中堂 ⇒ 上野大仏 ⇒清水観音堂 ⇒ 不忍池辨天堂
の順とした。
開山堂は寛永寺の開祖、慈眼大師天海をお祀りしてあるお堂。天海僧正の
尊敬する、慈恵大師良源もお祀りし、両大師となっている。この慈恵大師は
別名の元三大師でも良く知られ、深大寺参拝の時にも耳にしたお坊さんだ。
おみくじを考案したことでも知られている。
境内に阿弥陀堂があり、中尊が阿弥陀如来。左脇侍に虚空蔵菩薩、右脇侍
に地蔵菩薩が並んでいる。あまり見かけない三尊像だ。恐らく、最初からの
配置ではなく、後になって置かれたのではないかと思われる。
次に、開山堂に向かう。ご本尊は如意輪観音。お堂の中に入り、お参りする
と、中央は厨子があり、その前にお前立が輪王座で鎮座されていた。お寺の
方に伺うと厨子のご開帳は正月三日とのこと。
根本中堂へ向かう前に、旧本坊表門を見学。ピカピカに修復されていたが、
戦争の痕跡となった砲弾の穴はくっきりと残っていた。大きく開いた穴と
修復された門の輝きがアンバランスに思えた。
根本中堂は法要の準備のため、閉じている旨の掲示があった。ご本尊の
参拝は、残念ながらできなかった。お堂には「瑠璃殿」の扁額が掲げられて
いた。ご本尊は、扁額にもある瑠璃光浄土の教主「薬師如来」だ。
犬の散歩で通りかかった方にシャッターをお願いし、記念撮影。
根本中堂を後にし、上野公園を通り抜け、向かった先は「上野大仏」。
階段を上ると、顔だけとなった大仏。往時の姿は写真で掲示されていた。
「これ以上落ちない」と受験の合格祈願に訪れる人が多いとのこと。
お寺の方のご厚意で、薬師如来を祀るお堂の扉を、開けて頂き、参拝
できた。
次は、清水観音堂。京都清水寺と同じ舞台造り(懸造り)となっている。
せり出した舞台からの眺望は素晴らしい。
観音堂には「施無畏」の扁額が掲げられていた。「施」と「無」は読めても、
「畏」の字は崩しすぎて、読めない。
ご本尊は千手観音。両サイドに分かれ、二十八部衆が所狭しと並んでいる。
薄暗いため、阿修羅がどこにいるかは分からない。
最後は、「不忍池辨天堂」。琵琶湖竹生島になぞらえて中之島を築き、
そこに開いたとのことだ。間近で、ご本尊の弁財天を拝観。
今年最後の見仏会は、ウォーキングも加わり、皆さん適度な運動となった
ご様子。
17名の昼食をどこで取るか、いくつかのアイディアが浮かんだが、最後は
北島さんがご存知のレストランで美味しく頂いた。
リーゾナブルな値段でもあり、満足。
帰りは、アメ横に寄りたいとの要望もあり、御徒町駅へ向かった。
「御徒町駅のそばにあるお寺にも寄りましょう」と岡本さんからご提案。
「摩利支天。徳大寺」で参拝を済ませ、解散。
4月からの見仏会、お疲れ様でした。来年も楽しい見仏会にしましょう!!
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