2021年10月20日水曜日

古寺名刹参詣の自分流楽しみ方

毎年、数回は奈良、京都の古寺名刹を参詣している。コロナのために、
昨年から参詣が叶わず、寂しい思いをしている。古寺の境内や堂塔に
身を置くと、立ちどころに創建当時のいにしえにタイムスリップする。
また、ご本尊や諸尊像とのご対面はこころが浄化されるようで、至福の
時間となる。

古寺名刹参詣は1回で3度楽しめると思っている。最初に計画と下調べ
の楽しみ、次に本番、お目当ての寺院堂塔を巡り、鎮座されるご尊像を
拝観する楽しみであり、これが一番であることは言うまでもない。

3度目は帰宅後、写真や絵葉書から探訪記を記録することの楽しみ。
(探訪記はパワーポイントやブログにすることで次の楽しみにも繋がる。)
修学旅行の大人版ではないだろうか?

参詣の下調べとして寺院創建の縁起や歴史を知る。いつ頃誰が何の
ために創建したお寺かを知ると、創建時に思いを馳せることができる。

奈良・京都の代表的な古刹について、創建縁起などをまとめたものを
❶図に掲載。時代区分毎、創建年順に、開基者・発願者、創建目的を
簡潔に記した。また、ご本尊が文化財指定の尊像かも追記した。

❶代表的な古刹の縁起
漫然として参詣するより、該当寺院のアウトラインを把握した上で、
訪れると、中身の濃い拝観ができるようになる。実際には、もっと
詳しく歴史的な変遷や、所蔵仏像の来歴などを調べる。個別寺院の
詳細は、次回以降にご紹介させて頂く。

更に、仏教の変遷を時系列的に掴んでおくことで、該当寺院の歴史的
な位置づけも把握でき、参考となる。変遷を一覧表にまとめたものが
❷図となる。これは高校生向けのテキストから抜粋・編集した。
❷仏教の変遷

興味のあることを調べ、学び、まとめることは何ものにも代えがたい
楽しみであり、同好の士と分かち合えることは更なる喜びとなる。