2012年9月13日木曜日

池上本門寺“松濤園”一般公開中に観覧

 
 
 

 
 
 

 

 



 
池上本門寺“松濤園”の一般公開に合わせ、見仏会実施となった。
今回は、仏像拝観と言うより、小堀遠州作と伝わる名園“松濤園”の
観覧が主たる目的と言える。また、力道山はじめ著名人の墓所もあり、
墓参りも計画。
 
馬場さんに素晴らしいBACの旗を製作していただいた。旗の中央に
仏さまのお顔が描かれている。製作者似の優しさが溢れた仏さまだ。
今後は、先頭に立つ人が旗を掲げ、仏さま(旗)に先導していただく。
 
いよいよスタート。いきなり長い階段が見える。96段の階段。昇りきる
と右手に大きな日蓮聖人像が眼に入る。近づいてご挨拶。
 
次に、仁王門を通り、総合案内所に向かった。拝観の順番や見どころ
を尋ねた。先ずは大堂、そして本殿でしょうと言われる。
 
大堂には日蓮聖人はじめ第三祖まで奉安されているようだが、尊像の
お姿はよく見えない。天井の「未完の龍」は川端龍子絶筆の作とのこと。
 
大堂の裏手にある本殿に向かう。途中、大堂の横手に経蔵があり、
正面中央には掛軸がかかっていた。十界曼荼羅だろうか。日蓮宗
ならではのご本尊だ。
 
本殿には釈迦牟尼仏、四菩薩、祖師像が祀られているようだが、ガラス
の表面が光って、ご本尊をしっかり拝観できない。残念。ただ、外陣には
アントニオ猪木氏がモデルの仁王像が鎮座。筋骨隆々の体型は力強い。
 
いよいよ、松濤園へ向かった。池泉回遊式と言って、池の周りを散策
できるようになっている。周囲も木々が茂り、隔絶された空間だ。
程よい広さで非常に落ち着いた雰囲気の素晴らしい庭園に思える。
 
庭園に入って暫く歩くと、アイスクリームを食べようとの声が上がった。
各自お好みの種類を求める。また歩き出すと、橋本雅邦の筆塚があった。
信者の皆さんが建てたようだ。
 
その先には、西郷隆盛・勝海舟会見の碑があった。会見の庭園という
ことで、ぜひ一度訪れたいと思っていた。希望が叶う。
 
池の中央には亀が頭をもたげたような形をした島があり、松の木が3本
生えている。この島が池の景観を一層際立たせている。
 
松濤園観覧の最後に、庭園をバックに全員で記念撮影をした。
 
松濤園を出て、墓所へ向かった。力道山、市川雷蔵、徳川家康の孫、
幸田露伴・文、あるいは政治・経済に出てくる著名人等々、名のある方々
の墓所がたくさんあるのには驚いた。
 
お昼は、お寺を出てすぐ近くにある蕎麦屋さんで、ご主人夫妻の賑やかな
掛け合いを聞きながら舌鼓を打った。今までと一味違った見仏会だった。
 
 
 
 

2012年9月6日木曜日

朝倉さんは東大寺 戒壇堂の広目天がお好き!!



 
第6回定例会は、お二人の見学者を含め二十名のご参加でした。
8月の見仏会で拝観した「深大寺・釈迦如来倚像」始め、白鳳期の
仏像についておさらいをしました。合わせて、仏像の製作技法と素材
についてのポイントを一覧表にして整理しました。

本日のメインは朝倉さんが語る「四天王像」についての体験談です。
最初にお会いした四天王は今から三十数年前、奈良 東大寺・戒壇堂の
像だそうです。とりわけ広目天の「人の心を見透かすような眼差し」に感動
し、好きになられたようです。

時代を遡って、白鳳期は当麻寺の四天王、飛鳥時代は、法隆寺の四天王
について順追って解説されました。流石、朝倉さん、よく研究されています。
朝倉さんがまとめられたレジュメ(詳細版)があります。ご希望の方は
ご連絡頂ければメールでお送りいたします。

朝倉さんに続き、来月以降、体験談をご披露して頂ける方々が決定!!
BACの定例会スタイルも徐々に固まり、益々内容が充実してきています。

今月の見仏会は「池上本門寺」。井戸さんから「見どころ」についての解説
がありました。やはり「小堀遠州作庭の松濤園」は筆頭格です。

来月からは広い部屋が使用できます。スクリーンもあり、さらにクリアな
映像をご覧頂けます。お楽しみに!!