2013年7月19日金曜日

相良さん「神さま仏さまとのくらし」(能登でのくらし)をご披露

定例会の様子
 
お酒を入れて注ぐ容器
 
菩提寺の和尚さんから頂戴した達磨大師の絵
 
ご生家の神棚
 
金と漆で荘厳された ご生家の仏壇
 
7月の定例会は見学者1名を加え、23名の方々がご参集されました。
猛暑が続く中、皆さんよくご参加されました。幹事としては嬉しい限りです。
 
最初に、先月の巣鴨エリアでの諸寺参拝並びに墓所めぐりを写真を見なが
ら振り返りました。お寺も、商店街も、お墓(著名人が多い)も良かったとの
声が参加者の皆さんから聞かれました。
 
次に、本日のメインイベント、相良さんのご体験談「神さま仏さまとのくらし」
をご披露して頂きました。
 
昭和20年代~40年代に育った故郷・能登での生活が、いかに神仏との
かかわりの中で展開して行ったかをお話しされました。レジュメ、写真、
ご持参された思い出の品を示され、大変分かりやすい話し方、内容に
皆さん感心されていました。
 
朝は、読経で始まり、家族それぞれの役割があります。まだ子供の
相良さんも、井戸の一番水で仏壇のお水を変えることが役割。神棚、
仏壇を皆でお参りしてから朝食となったそうです。信心深いことは、
清々しいことにも通じると感じました。
 
神さま、仏さまとのかかわりは、新年を迎える当たって、家族総がかり
での準備から始まります。神さまには、しめ縄作り。仏さまには仏壇の
大掃除。家族総がかりも凄いが、神棚、仏壇も凄い!!
 
菩提寺の年中行事をご覧になりながら、子供の頃の思い出と照らし
合わせて、「だんごまき」は「涅槃会」のことだと今になって分かりました
と感慨深く話されていました。
 
相良さんの体験談から古き良き時代、日本の原風景をイメージされた
方が大勢いたのではないでしょうか。今もその風景が残っていることが
更に、素晴らしい。
 
神仏を身近に感じながら暮らす地方の方々に比べ、都会で暮らす我々
はどうしても縁遠くなってしまいます。相良さんのお話をお聴きし、お墓
参り、先祖供養の意味を考え直す良い機会になったのではないでしょう
か。また、自分のお墓はどうされますかとの問題提起も頂きました。
 
学習会では「天平のいぶき 奈良時代の仏像たち」を取り上げました。
天平は仏像の黄金期です。塑像では法隆寺五重塔の塔本四面具、
銅造では薬師寺の薬師三尊や聖観音が挙げられます。
 
ただし、薬師寺像については二説あり、制作時期が平城京遷都前か後
かによって白鳳期、天平期にそれぞれ分類されます。最近では遷都後
の作との考えが強く、天平期とされるようです。
(藤原京にあったお寺が、平城京遷都後、現在の地に移転された)
 
次回は、天平期・第2回、脱活乾漆造の代表作 興福寺阿修羅像から
始めます。(P90~)
 
最後に、7月の見仏会「柴又帝釈天」について、井戸さんから見どころを
解説して頂きました。
 
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ゆうゆう西荻北館の入り口には毎月、可愛いお人形が飾られています。
来館者の目を和ませてくれるお人形です。仏さまと同じです!!
山口さん、いつもありがとうございます。
 
 
ゆうゆう西荻北館入口に飾られたキティちゃん
(山口さんの制作)


 
 
 

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