7月定例会は22名の参加。今月の体験談発表は5月に飛鳥路を
巡った渡辺さん。古代ロマンの地を歩きで探訪された。渡辺さんは,
今やBACで体験談発表の常連者となる。
体験談を話される渡辺さん
先ずは行き先と歩いたコースの紹介。飛鳥駅からスタートして、
高松塚古墳、天武・持統天皇陵、亀石、橘寺、石舞台、飛鳥寺と
廻ったそうだ。史跡、お寺について解説されると同時に、生の体験を
ご披露された。また、関連する史実も敷衍し、興味深い話をされた。
巡った史跡(〇印)
1.高松塚古墳
高松塚古墳 石室内の壁画再現
2.天武・持統天皇陵
天武天皇と持統天皇の合葬陵(がっそうりょう)となっている。合わせて、
昭和天皇までの125代天皇陵墓についても解説された。
3.亀石
当麻寺と川原寺とも水争いに絡んでいたとは知らなかった。
元々は所有地の境を示す道標とのこと。 これだけ大きい石は、
石そのものに霊力を感じる。
亀石
4.橘寺
聖徳太子誕生の地とされる。「たちばな」の名の由来は、天皇の
命で中国へ渡った者が持ち帰った実から「みかんの原種」となる
たちばなが生えてきたからとのこと。
5.石舞台と昼食の万葉弁当
蘇我馬子の墓とする説が有力。渡辺さんの発表には必ず
食レポがあり、面白い。
6.飛鳥寺と蘇我入鹿の首塚
蘇我氏と仏教のつながりは大きい。仏教を積極的に取り入れよう
とした蘇我稲目。その子、蘇我馬子が日本最初の寺院、飛鳥寺を建立。
仏教を保護した聖徳太子も蘇我氏一族。
しかしながら、政権抗争で、聖徳太子は蘇我氏に滅ぼされ、それから
しばらく後に、蘇我入鹿は大化の改新で斬殺される。凄まじい時代だ。
飛鳥の地は、古代史好きの仲間とジャンボタクシーで廻ったことがある。
渡辺さんはすべて歩いて廻ったとのこと。古代の人々の足跡を辿るには
やはり、少し大変でも、歩いた方が良いのかもしれない。次回は私も、
歩こう。
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