2013年8月21日水曜日

藪内佐斗司展「やまとぢから」を体感!

 
 
群馬県立館林美術館     展示会場入り口
 
 
 

        孫悟空、猪八戒、沙悟浄     小天狗と治道翁
                            (後ろは鹿坊、鹿爺)
 
阿修羅童子
 
沙羯羅童子
 
迦楼羅童子
 
魔王
 
群馬県立館林美術館で開催中の藪内佐斗司展「やまとぢから」を
鑑賞した。故郷での墓参りの帰り、立ち寄った次第。
 
「やまとぢから」と題した展覧会は、藪内佐斗司さんの30年以上
に及ぶ活動を紹介する全国巡回の展覧会。福井市をスタートし、
堺市を経て、今回、故郷の館林で開催されている。
 
藪内さんは、せんとくん生みの親であり、東京藝術大学 大学院
文化保存学教授としてご活躍。NHKの講座でもお馴染み。
 
駐車場から美術館入口までの距離が長い。敷地面積が広大。
展示は3部構成となっており、会場も分かれる。受付後、最初に入場
したのは第2部平成伎楽団の会場。
 
ここは写真撮影が可能とのことで、ばちばち撮影。せんとくん似の
作品が会場一杯に展示されている。中には強面の大きな像もあり、
迫力もある。これらの像は、せんとくんの仲間たち「平成伎楽団」の
メンバー。その「平成伎楽団」については掲載の解説ご参照。
 
三蔵法師のお供、孫悟空、猪八戒、沙悟浄もいる、八部衆の
メンバー阿修羅童子、沙羯羅童子、迦楼羅童子もいるし、仏教的
世界を楽しく紹介している。
 
第1部「こころとからだ」では、仏教、神話をはじめ薮内ワールドを
展開している。(第1部、3部は写真撮影禁止のため、画像なし)
 
第3部「伝世古~文化財保護への取組」が私には一番関心の高い
会場。修復像、模刻像が展示されており、じっくり拝観。
 
展示の阿弥陀如来立像は、藝大の中嶋莉恵さんの講演会(6月)で
お聴きした像ではないかと思う。確かに素晴らしい阿弥陀像だ。
快慶作 大日如来坐像 模刻や運慶作 静岡・願成就院の毘沙門天
立像 模刻の展示もあった。
 
運慶や快慶の作品(模刻)まで間近で見られ、嬉しい。毘沙門天は
今年国宝に指定されている。益々有難味が増す。
 
藪内先生が影響を受けた伎楽面の模刻像も3点展示されていた。
今まで以上にまじまじと眺めた。味わいのあるお顔だと改めて感心した。
 
「やまとぢから」とは・・・(ジュニアガイドから抜粋)
インドの国からアジアの国々を通って、日本に伝わった仏教は私たち
の先祖と深く関わりながら、私たちのこころ豊かにしてきました。
「やまとぢから」とは、日本人が大昔から伝えてきた知恵や生きる力
のみなもとです。
 
墓参りを済ませ、ほっとした後、素晴らしい作品を鑑賞できた。
大変充実した一日となった。
 
 
 


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