2013年11月15日金曜日

杉原さん 「仏画制作解説」と「作品のご披露」!!

 
(解説される杉原さん)
 
(解説を聴く皆さん)
 
 新規入会の会員が加わり、参加人数が25名。大変な賑わいとなった。
本日のメインは杉原攝子さんの「仏画解説」。杉原さんの仏画人気を
反映してか、いつも以上の人数となった。

最初に、準備されたレジュメに従い、「仏画ができるまで」のプロセスを
解説された。1.白描図  2.絹上げ  3.彩色  4.截金 の順に
制作用具、画材、絵具などの、現物を示し、丁寧に説明された。

初めて聞く用語や初めて見る材料もあった。「ドーサ引き」、「ドーサ液」
「生麩糊(しょうふのり)」、「膠(にかわ)と明礬(みょうばん)」、
「水干(すいひ)絵具」、「泥絵具」等々。

鮮やかな色彩を出すには、これだけの手間や工夫がなされるのかと
改めて、感心。集中力と粘り強さがないと手に負えないと感じた。

その後、写真に撮られた作品をスクリーンに映し出した。見事な仏の
姿に驚嘆の声が上がった。
杉原さんの仏画作品
             大日如来坐像      観世音菩薩

           不動明王坐像      中尊寺「華鬘」


皆さん杉原さんの周りに集まり、作品、画材、用具などについて質疑応答。
楽しく歓談の時間となった。

 
杉原さんが仏画を始められた経緯にお父様の存在があったことを
大変興味深く拝聴。師事した先生が、偶然にもお父様が師事した
先生のお弟子さんだったそうだ。正に「仏縁」。


今月の見仏会は延期となった金沢文庫「特別展 東大寺」。合わせて、
称名寺も参拝する。学習会では称名寺の縁起について学んだ。
 
今後のスケジュールについても、皆さんのご意見をお聞きし、決定。
12月は、定例会終了後、忘年会を実施、見仏会は、平等院鳳凰堂
の国宝特別公開に合わせ、サントリー美術館見学に変更。
 
精進料理を堪能したいとの要望もあり、鎌倉古刹参拝の計画も浮上。
来春、実現の方向で決定!



 

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