5月10日(日)NHK・Eテレ日曜美術館「仏像をよみがえらせた男・新納忠之介」を視聴した。
仏像修理に生涯をささげた、新納忠之介
(にいろちゅうのすけ)に感動!!
法隆寺の百済観音像など手がけた仏像は2千体以上とのこと。
仏像修理の手法は現在にも引き継がれている。
奈良や京都の仏像は、世界に誇れる文化遺産と言える。
その陰には、新納忠之介始め先人のご苦労があったことを
思い知らされた。
感動的だったのは、岡倉天心から東大寺法華堂の
諸尊像修理を命ぜられた時の、二人の会話が凄い。
修理の仕事はしたことがなく、躊躇う忠之介に、天心が言う。
天心 「むつかしい事をやるのが、研究家の仕事じゃないか」
忠之介 「先生は私を殺すつもりですか」
天心 「芸術の上では君を殺すつもりだ」
そこまで言う天心に対し
忠之介 「私も一つ死を賭して行きましょう」
この言葉に対する天心の反応が凄い
天心 「おう行け 行って死ね」
新納忠之介が仏像修理の道へと進んで行くことになった。
NHKEテレ 日曜美術館 HP
番組の内容
新納忠之介(明治元年~昭和29年)が手がけた仏像は、2千体以上。
法隆寺の百済観音像、東大寺の不空羂索観音像、唐招提寺の千手観音像、
三十三間堂の千手観音像など。その多くが国宝。修理の際、新納は膨大な
写真や文書などの記録を残した。
荻窪東会員の日吉清隆さんから番組放映の連絡を頂き、荻窪東、西荻北所属の
皆さんへメールでお知らせした。
放映の当日、メンバーの奥様からメールを頂きました。
「今朝、二人で番組を楽しみました。わたしにとって未知の分野のお話で感動
いたしました。これからもどうぞよろしくお願い申し上げます」
新納忠之介のお蔭で、仏縁が更に広まったように感じた。(合掌)
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