2015年5月12日火曜日

Eテレ 日曜美術館「仏像をよみがえらせた男・新納忠之介」に感動!


 5月10日(日)NHK・Eテレ日曜美術館
 「仏像をよみがえらせた男・新納忠之介」を視聴した。
仏像修理に生涯をささげた、新納忠之介
(にいろちゅうのすけ)に感動!!

法隆寺の百済観音像など手がけた仏像は2千体以上とのこと。
仏像修理の手法は現在にも引き継がれている。

奈良や京都の仏像は、世界に誇れる文化遺産と言える。
その陰には、新納忠之介始め先人のご苦労があったことを
思い知らされた。

感動的だったのは、岡倉天心から東大寺法華堂の
諸尊像修理を命ぜられた時の、二人の会話が凄い。
修理の仕事はしたことがなく、躊躇う忠之介に、天心が言う。


天心  「むつかしい事をやるのが、研究家の仕事じゃないか」
忠之介 「先生は私を殺すつもりですか」
天心  「芸術の上では君を殺すつもりだ」

そこまで言う天心に対し
忠之介 「私も一つ死を賭して行きましょう」
 
この言葉に対する天心の反応が凄い
天心 「おう行け 行って死ね」

新納忠之介が仏像修理の道へと進んで行くことになった。
 

 NHKEテレ 日曜美術館 HP

 
番組の内容
新納忠之介(明治元年~昭和29年)が手がけた仏像は、2千体以上。
法隆寺の百済観音像、東大寺の不空羂索観音像、唐招提寺の千手観音像、
三十三間堂の千手観音像など。その多くが国宝。修理の際、新納は膨大な
写真や文書などの記録を残した。
 
荻窪東会員の日吉清隆さんから番組放映の連絡を頂き、荻窪東、西荻北所属の
皆さんへメールでお知らせした。
 
放映の当日、メンバーの奥様からメールを頂きました。
「今朝、二人で番組を楽しみました。わたしにとって未知の分野のお話で感動
いたしました。これからもどうぞよろしくお願い申し上げます」
 
新納忠之介のお蔭で、仏縁が更に広まったように感じた。(合掌)

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