最近読んだ本で、成程と感心した本を2冊ご紹介します。
1.「天皇家のお葬式」(大角 修著 講談社現代新書)
2.「天皇は今でも仏教徒である」(島田裕巳著 サンガ新書)
天皇家のお葬式が神式となったのが、明治以降であったとは
全く知りませんでした。
天皇が被災地や戦地を訪れるのは、仏教の「菩薩行」と考えた
方が理解しやすいとされる。全く同感です。
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日本の伝統と言う言葉を良く耳にします。この本を読むと、今まで伝統と
思っていたことが必ずしも、伝統ではなく、むしろ強制的につくられたもの
ではないかとも思えます。
仏像好きの我々は、天皇(皇室)と寺院や仏像を関連づけて理解しながら
日本の歴史や文化に親しんでいます。
飛鳥から平安時代であれば、直ぐに思い浮かぶもので・・・
聖徳太子 ⇒ 法隆寺 ⇒ 釈迦三尊像
天武天皇・持統天皇 ⇒ 薬師寺 ⇒ 薬師三尊像
聖武天皇・光明皇后 ⇒ 東大寺 ⇒ 盧舎那仏
桓武天皇・嵯峨天皇 ⇒ 東寺 ⇒ 立体曼荼羅
嵯峨天皇 ⇒ 大覚寺
宇多天皇 ⇒ 仁和寺
醍醐天皇 ⇒ 醍醐寺 等々
平成の時代において、天皇陛下、皇后陛下が慰霊の旅をお続けに
なられるお姿に、いつも心を打たれます。
「日本の伝統とは何か」を良く考える年にしたいと思った新年です。
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