8月11日(土)10時、荻窪グループの18名が東京メトロ半蔵門駅
4番出口の地上に集合した(①)。今年4月にオープンしたばかりの
半蔵門ミュージアムを訪れた。主たる目的は、運慶作の大日如来を
拝観すること。
早めに到着して、参加の皆さんが集まるのを待つ。ミュージアムの
開館は10時であり、入口はまだ閉じられたまま(②)。
①半蔵門駅4番出口地上 ②半蔵門ミュージアム入口
開館と同時に入館すると、受付で、入館証とパンフレット(③)が人数分
渡された。半蔵門ミュージアムはアクセス地図(④)の通り半蔵門駅地上
の直ぐそばに入口がある。
10時20分から、仏教文化に関する映画が始まると告げられた。そこで
最初に映画を視聴することにし、会場の3Fへエレベーターで移動した。
③ミュージアムのパンフレット ④ミュージアムへのアクセス
(③の地図を拡大)
3Fのホールで待っていると、上映の準備ができたと、シアタールーム
へ案内された。映画は18分で、釈迦が悟りを開いたこと、仏像が制作
された理由、仏教が日本へ伝来したこと、日本における仏像の変遷、
運慶の登場等、時系列に分かりやく、興味深い内容となっていた。
この映画の監修が運慶研究の第一人者である、清泉女子大学教授
山本勉氏であることを最後に知り、成程と納得。また、坐り心地の良い
椅子など、充実した施設にも感心した。
映画視聴後は、B1Fのミュージアムで展示作品を観覧し、その後、2F
ギャラリーの運慶仏写真を眺めることとした。フロア案内(⑤)と展示品
目録(⑥)を見ながら移動した。
⑤フロア案内 ⑥展示品目録
展示品目録(⑥)は、
期間:8月1日(水)~11月11日(日)、
テーマ:3分類 となっている。入り口から順に
「ガンダーラの仏教美術」
「祈りの世界」
「特集展示 信仰の絵画」
(⑦)
お目当ての大日如来像は「祈りの世界」に展示。ガラスケースに入り、
360度、間近で眺められる。背筋を伸ばした、若々しい造形にうっとり
する。運慶作・大日如来像に共通の特徴。いつ見ても素晴らしい。
⑦大日如来坐像などの展示品(パンフレットから)
B1Fミュージアムの観覧を終え、2Fギャラ―で運慶仏の写真を
眺めた。外見的には、玉眼始め、リアルな造形が運慶の特色と
言える。
本ミュージアム大日如来坐像の胎内納入品がX線写真で確認
できる。心月輪、五輪塔、仏舎利塔の配置に運慶仏共通の特徴
が見える。
展示の運慶仏写真で目に付くものが「上げ底式内刳り」と言う
技法。これも、運慶仏の特徴のようだ。台座を外して、仏像を
さかさまにし、像の底を見ない限り確認できない。
写真を堪能した後は、同じフロアにあるラウンジでお茶を頂き
ながら、休憩した。無料で、運慶作の仏像を観覧し、その後
ゆっくり寛げるとは、何と有難いことか。
そろそろ、昼食時となる。丸の内のレストランで食事をしようと
地下鉄に乗り、向かった。新丸ビル内のレストランで、昼食を
美味しく頂いた。
今日も楽しいひと時となった。ご参加頂いた皆さんに感謝。
(合掌)
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