国宝建造物の正福寺地蔵堂が11時からご開帳となる。
10時、西武線東村山駅にBAC会員17名が集合した。
駅の改札口を出て待機していると、地元のボランティアガイドの
方から、ご案内のお申し出を受けた。即答でお願いした。
ガイドの方も3名も付いて頂き、駅から正福寺へ向かう道すがら、
名所のご紹介があり、皆さん熱心にお聴きした。
最初に、ご案内頂いたのは弁天池公園の中にある神社。
弁財天を祀った神社で、この神社はお参りすると出世するとのこと。
「我々は、今から出世しなくも良い人ばかりだ」との声が聞こえてきた。
「出世」とは釈迦が世に出た、生まれたことに由来する仏教語。
多くの人を教え導く立場に立つ意味が、時代と共に変化して、
地位が上がることだけに使われるようになったようだ。
出世弁財天を祀った神社 弁天池に架かる橋を渡って、参拝
次に案内された場所は「経文橋」。ここにはかつて板碑が架けられて、
橋となっていたそうだ。板碑には経文が刻まれていて、水面に経文が
写ったことから経文橋となったとの解説があった。
その現物が、正福寺に保存されている。
橋となっていたそうだ。板碑には経文が刻まれていて、水面に経文が
写ったことから経文橋となったとの解説があった。
その現物が、正福寺に保存されている。
板碑が架けられていた橋
次に向かった先は大善院(だいぜんいん)。不動明王と三十六童子が
富士山の噴火でできた溶岩の上に立っている。
一番高いところに不動明王が立ち、三十六童子を従える姿は壮観。
檀信徒の人達が溶岩を寺に運び込んだそうだ。
このお寺は「野口不動尊 大善院」と縁起に書かれている。
ご本尊は阿弥陀如来であり、本堂はこの不動堂ではない。
どう見ても、不動堂が本堂のように思える。
寺の縁起 不動堂を参拝
不動明王と三十六童子 伝教大師像 伝教大師の解説文
いよいよ、正福寺へ向かう。以前、地蔵祭りの時に来たことがある。
その時は、境内に溢れるばかりの人で、落ち着いて、ゆっくり眺める
ことができなかった。
境内の様子を見ると、11時ご開帳を待つ人たちが十数人いただけ。
今回はゆっくり、眺めることができそうで、嬉しい。
山門から入る 山門の解説文
境内でガイドさんの解説を聴く
板碑が保管された建物 板碑の解説文
国宝 正福寺地蔵堂 地蔵堂の解説文
地蔵堂のご本尊 小地蔵尊
地蔵堂内を拝観する皆さん 地蔵堂を背景に記念撮影
境内に立つ菩提樹 本堂
最後に同じ敷地内ある、八坂神社をお参りした。
八坂神社
親切なガイドさんのお蔭で、より一層楽しい見仏会となった。
時間もお昼時になり、予約しておいた駅前のお店に向かった。
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