10時、東急大井町線九品仏駅に集合。参加者は総勢12名。
天気予報は午後から本降り。10時頃はまだ少し小雨を感じる程度。
今日はお十夜法要と言って、浄土宗の大きな法要が行われる日
とのことだ。今回「お十夜」と言う言葉を知った。
天気予報は午後から本降り。10時頃はまだ少し小雨を感じる程度。
今日はお十夜法要と言って、浄土宗の大きな法要が行われる日
とのことだ。今回「お十夜」と言う言葉を知った。
大勢の檀家の人達を境内のあちこちで見かけた。今回は法要が
あるため、お坊さんの解説をお聴きすることはできない。
早速、山門を抜け、閻魔堂から拝観開始。閻魔堂の中には、
閻魔王と奪衣婆が鎮座。浄真寺の閻魔王は怒っているよう
でもあり笑っているようにも見える。
閻魔王
閻魔堂から仁王門へ向かう。垂れ幕の下がっており、
楼上の扉が開いて、中の仏さまが輝いて見える。
このような景色は観たことがない。垂れ幕の下には次回の来迎会が
平成29年5月5日開催となったことをお知らせしていた。
解説板には、仁王門楼上に安置してある仏さまが阿弥陀如来と
二十五菩薩であると書かれている。
楼門の上には釈迦如来と十六羅漢像が祀られていることが多いため、
お釈迦さまと羅漢さんと勝手に決めつけていた。
何度も来ているのに、祀られている仏さまを意識したことがなかった。
残念ながら、楼上へ上ることは許可されていない。
仁王門 楼上の仏さま
次回来迎会のお知らせ 楼上仏像の解説
仁王門を通り、境内を進むと右手に東京都の文化財、
梵鐘がある。その梵鐘を吊る鐘楼の彫刻が見事。
干支の鳥獣が精緻に彫られている。
周囲をぐるりと回りながら自分の干支を探した。
子を中央に、左に丑、右に亥が見える。
鐘楼の下で暫し雑談。
いよいよ本堂へ向かって歩き出す。
鐘楼の彫刻 本堂へ向かって歩く
本堂の近くには立派なイチョウの大木がある。
このイチョウは東京都の天然記念物に指定されている。
天然記念物のイチョウ
本堂に近づくと太鼓や鐘の音と共に読経が聞こえてくる。
法被を着た檀家の人達がご本尊を前に念仏を唱えているようだった。
折角の機会であり、お賽銭を納めてからお堂内に入り、着席し、
声明に耳を傾けていた。
ご本尊の釈迦如来坐像は見事な丈六仏で金色に輝いていた。
仏さまと楽器と声明は心を落ち着かせる装置のようだ。
ご本尊の釈迦如来坐像
次に向かった先は三仏堂。上品堂だけがご開帳となっていた。
上品堂に向かって右手の中品堂、左手の下品堂は戸が
閉まっており、ガラス越しにしか中の様子を見ることができない。
上品堂の阿弥陀如来3体について説明した。
上品堂はすべて弥陀定印。中央が上品上生の印、
右側が上品中生、左側が上品下生。
親指とどの指で輪をつくるかで決まる。
それぞれ、人差し指、中指、薬指の違いであることも伝えた。
上品上生の阿弥陀如来 中品堂の前で印を結ぶ皆さん
じっくり拝観して回った。ご本尊のお顔も正面からと
横からでは全く違う。
横からだと、より一層、前かがみになった姿勢と面長の
様子が良く分かる。
五劫思惟阿弥陀如来像、法然上人像、文殊・普賢菩薩の図像、
善導大師像、開山の珂碩上人像などと見どころ満載。
一通り観覧したところで、本堂を背にして記念撮影をした。
例によって、近くに来られた方にシャッターをお願いした。
本堂の釈迦如来が左奥から見守る
最後に開山堂のそばに立つ水子観音菩薩と、
観音堂をお参りして、浄真寺を後にした。
大した雨にも降られず、楽しく参拝できた。
これも、御仏のご加護を感謝する。
参道を出たところの蕎麦屋さんで昼食を取り、歓談。
昼食後、解散。
0 件のコメント:
コメントを投稿