6月13日、荻窪東館の会員18名と日蓮宗の大本山池上本門寺を
参拝した。霊宝殿の開館は原則、日曜日だけ。
1週間前に、拝観したい旨の電話を入れたところ、
快く開館をご了承頂いた。
お蔭様で、今回の拝観が可能となった。
先ずは総門を通り、96段の階段を登る。
この坂は加藤清正が寄進したとのことであり、名前も付けられている。
「此経難持坂(しきょうなんじさか)」と言う。96段とする理由についても
解説板に書かれている。名前が付けられると親しみが増す。
「此経難持坂」の解説文 坂を登る皆さん
階段を登り終えて振り返ると、坂の左手に大きな石像が堂々として立っている。
日蓮上人の勇姿。さながら「喝」と叱りつけるような雰囲気がある。
何かと過激で対立の多い、日蓮上人らしい像だ。
日蓮上人立像
予約していたこともあり、直ぐに霊宝殿に入った。
池上本門寺に伝わる数々の名品が展示されている。
日蓮上人ご真筆と言われる十界曼荼羅やお経など、
書跡の多さが目につく。
本堂に当たる大堂を参拝した。実に立派な建物で、池上本門寺で
一番大きいようだ。
内陣の天蓋が金色に輝き、正面厨子の中には日蓮像が鎮座。
外陣天井には川端龍子画伯の描いた龍図が未完のままとなっている。
大堂参拝を終え、歓談の皆さん
次に向かったのは「経蔵」。空襲を免れた建物は、
この経蔵と五重塔、多宝塔、総門の4つとのこと。
近くを通ったお坊さんの説明で知った。
経蔵の中には八角形の輪蔵(書架)があり、
その中に一切経が収められていたとのことだ。
外からは、輪蔵の形も確認できない。
そこで、建物の周りを一周してみた。ご利益はいかに?
経蔵の解説文 中央に「十界曼荼羅」
経蔵の北にあるお休み処を過ぎ、本殿に向かう門のそばに
菩提樹の木を発見。
いい香りがし、引き付けられるように集まった。
流石、仏像好きの皆さんならではの行動に思えた。
菩提樹を眺めながらの歓談
次に向かった先は、五重塔と墓所。池上本門寺は
著名な人たちのお墓があることで有名。
先ずは五重塔の直ぐ近くにある幸田露伴始め幸田家のお墓をお参りした。
著名な人たちのお墓があることで有名。
先ずは五重塔の直ぐ近くにある幸田露伴始め幸田家のお墓をお参りした。
墓所を散歩中の方(山本さん)とご挨拶を交わし、雑談するうちに、
著名人の墓石紹介と解説までして頂くこととなった。
これも不思議なご縁だ。
著名人の墓石紹介と解説までして頂くこととなった。
これも不思議なご縁だ。
幸田家墓所をお参り 幸田家墓所から見る五十の塔
山本さんの解説に耳を傾ける 力道山の墓所
五重塔をバックに記念撮影
境内、墓所の散策を終え、お休み処で昼食を取る。
幸いにも、全員が着席できた。
昼食後、希望者のみ川端龍子記念館まで足を伸ばし、
龍子の大画面を堪能した。
とりわけ、チラシにもなっている蔵王権現の画「一天護持」には
圧倒的される。
また、65歳以上が無料とはちょっと驚き。
大田区立龍子記念館 展覧会チラシ
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