2017年4月27日木曜日

平成29年新指定国宝・重文の仏像を東博で観覧


本日10時 東京国立博物館入口にBAC会員18名が集合。目的は
平成29年新指定国宝・重要文化財となった仏像彫刻を観覧するため。

国宝指定で展示されていた仏像は、深大寺の銅造釈迦如来倚像のみ。
残念ながら、奈良・法華寺の木造維摩居士坐像、大阪・金剛寺の木造
大日如来坐像、木造不動降三世明王明王坐像は写真の展示となっていた。
大日如来台座の獅子2頭と、光背の化仏2体は展示されていた。
若干期待外れ。

印象に残った仏像は今回重文に指定された京都・蘆山寺(ろざんじ)の
木造阿弥陀如来及両脇侍像の三躯。中尊・阿弥陀如来坐像のお顔も
良いし、両脇侍の姿勢や衣をなびかせる表現など大変素晴らしい。
また勢至菩薩が合掌するポーズではなく天蓋を持つ姿になっているのも
珍しい。
(ネットからの画像)
京都・蘆山寺
重文 木造阿弥陀如来及両脇侍坐像
(中尊)阿弥陀如来坐像

(右脇侍)勢至菩薩坐像 (左脇侍)観音菩薩坐像

同じく重文にしていされた宮城県 お薬師様文化財保存会の木造千手観音
坐像にも注目した。身体の彩色に比べ、お顔が綺麗であり、まるでお化粧を
しているように見える。
(ネット画像)
宮城県大崎市・お薬師様文化財保存会
重文 木造千手観音坐像

同じフロアに展示されている神奈川県曹源寺の十二神将立像が目を引いた。
鎌倉初期の運慶派の清新な作風を示すと解説にある。十二躯が揃うとさすがに
賑やかな感じがする。頭上に置かれた干支の動物を見ながら、自分の干支と
なる神将を探す。
十二神将を観覧する方々

神奈川県横須賀市・曹源寺         解説文
        重文 木造十二神将立像

更に、館内の別スペースや別フロアの展示物を観覧しながらのんびりと
過ごした。11時半には再度集合し、18名全員が館内のレストランで昼食を
取りながら歓談した。昼食後、解散。




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