7月定例会参加は20名。今回のメインテーマは井戸さんが講師の「神社Part2」。
朝比奈さんの進行、6月参拝寺院の成田山新勝寺について、感想を尋ねられた。
本堂となる堂宇が改められながら、前の本堂が名前を変えて存続している。重要文化財
に指定された建造物が多いことを裏付けている。
山森さんは、いにしえの青を求めて、中国の敦煌、莫高窟を旅行された。旅の感想を
ご披露され、合わせて仏像・仏画の写真を見せて頂いた。詳細はPPTにまとめて12月に
ご発表して頂く。
井戸さんの「日本の神社Part2」は神社の境内図解説から始まった。鳥居の外に
いる狛犬はもともと建物の中にいて、石造でなく木造だったようだ。境内の建造物に
ついて、質問も沢山出て、活発な学習会となった。
井戸講師 「神社についてPart2」学習会
拝殿、神殿、末社、摂社、祠、富士塚、鎮守の杜など体系的に知ることができた。
鳥居の構造や種類も興味深い。鳥居の語源についても諸説あり、鳥が止まり木
に居ることから「トリイ」、通り入るから「トリイ」、ストゥーパ(仏塔)のトラナ(門)を
音写して「トリイ」となったなどの説を紹介された。面白い!
レジュメP1
鳥居の構造 / 神社の境内図
一番上の横木(笠木)の形によって鳥居が大きく2種類に分かれるそうだ。
笠木の反った鳥居は「明神系鳥居」、笠木が反っていない鳥居は「神明系鳥居」。
これからは、鳥居の笠木を観察して行こう。
灯籠は、奈良時代の初めに朝鮮半島から仏教とともに伝来し、寺院にのみ供え
られるものだった。神仏習合によって、神社の境内にも置かれるようになったとの
ことも学んだ。
レジュメP2
灯籠 / 2系統の鳥居
最後に、全国的に有名な神社の鳥居をスクリーンに映し、鑑賞した。
宇佐神宮 大鳥居
伊勢内宮 新鳥居 伊勢外宮 新鳥居
大宰府天満宮 鳥居
伏見稲荷 第二鳥居
熊野速玉大社 鳥居 熊野那智大社 鳥居
熊野本宮大社 鳥居
5神社のうち、反りのない笠木は伊勢神宮だけ。神明系は少ないのかな?
神明系? 明神系? 都内の神社はどうだろうか? チェックが楽しみ!!
7月の参拝寺院 護国寺について、説明した。護国寺創建の発願者は五代将軍
徳川綱吉の生母桂昌院。「玉の輿」の語源にもなったと言われるお方だ。(別の
説もある。)京都の八百屋さんの娘・お玉さんが三代将軍家光の側室となり、綱吉
を生むこととなる。そして、将軍の母となる。
綱吉は将軍になる前は、わが故郷の館林城、城主。何となく、親しみを感じる存在
であり、生母の桂昌院についても、もっと知りたい。
護国寺本堂の仏像配置図をお配りした。以前に参拝した直後、作成した図。
今まで以上にしっかり拝観して来よう。
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