2019年12月17日火曜日

「空海研究会」探訪❺(湖東三山)西明寺

<前号(4.明通寺)から続く>

【9日(日)】
小浜から長浜に戻り、昼食を取る。帰りの新幹線時間を
考えると、午後からは湖東三山のうち一つだけしか参詣
できない。

5.西明寺(さいみょうじ)
  湖東三山とは、滋賀県湖東地方にある三つの天台宗寺院
  の総称。北から西明寺、金剛輪寺、百済寺(ひゃくさいじ)
  が該当する。米原に一番近い、西明寺へ向かう。

  小型バスなら、本堂まで80mのところまで行ける。
  今回は中型バスのため、進めず、下の駐車場に留め、
  約400mの階段を登ることとなった(①)。

  40分程の時間で往復しなくてはならない。急いで
  階段を登り始めた。参道の紅葉を愛でることで心が
  洗われる(②③④)。
①境内図       ➁西明寺の石柱

③山門         ④参道の階段

  途中、「不断桜」を見ることができた(⑤)。これは
  滋賀県の天然記念物で、例年9月に咲き始め、11月
  が満開とのこと。紅葉とのコントラストが美しい。

  西明寺の庭園「蓬来庭」は色んな表情を持っており、
  充分に楽しめた。国指定文化財になっている(⑥⑦
  ⑧⑨)。
⑤不断桜      ⑥蓬来庭の解説板

⑦庭園の石組        ⑧庭園の池

⑨庭園の苔

  本堂に辿り着く。本堂は鎌倉時代初期建立の国宝建造物。
  釘を一本も使用しないで建てたもの。絵葉書の写真解説
  には、国宝第一号指定とある(➉)。

  本堂の内陣に入り、お参りする。ご本尊の薬師如来像は
  秘仏のため、拝観できない。脇侍の日光・月光菩薩像、
  眷属の十二神将像、そして四天王像が須弥壇に立つ(⑪)。

  日光菩薩・月光菩薩は、東京国立博物館で開催された
  「文化財よ、永遠に」展に出展されていた。

  三重塔(⑫)も、本堂と同様に国宝に指定されている。
  建立は鎌倉時代後期とのこと。本堂、三重塔ともに、
  織田信長の兵火を免れ、残っていること自体、奇跡的
  に思える。

➉国宝・本堂        ⑪本堂内陣(絵葉書)


⑫国宝・三重塔

  急いで、参拝を済ませ、バスに戻った。すべての探訪も
  終わり、新幹線で帰るだけとなった。

         ーーー<お礼・まとめ>ーーー
  今回は、いつも空海研究会旅行の幹事を務められていた
  菊地さんがご逝去され、急遽、市川さん、酒井さんと
  3人でピンチヒッター役を務めさせて頂きました。

  優しく、見守って頂いた福田先生、ご協力を頂いた
  ご参加の皆さんにお礼申し上げます。
  また、急な計画であったため、ご都合がつかずに、
  ご参加できなかった方へはお詫びいたします。

  明通寺の本堂には次の言葉が掲げられていました。
  「自利利他円満」「少欲知足
  ぜひとも、心掛けたく思います。

  菊地さんのご冥福を祈りながら、今回の探訪記を
  終了します。(合掌)
            <完結>



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