霧雨の降る中、16名が増上寺三門に10時集合した。
本日の目的は本堂(大殿)と安国殿を拝観し、その後、
徳川将軍家の霊廟をお参りすること。
三門から本堂(大殿)を眺めると、東京タワーが寄り添うように本日の目的は本堂(大殿)と安国殿を拝観し、その後、
徳川将軍家の霊廟をお参りすること。
立っており、絵になる。
東京タワーも今は、スカイツリーにその座を奪われてしまったようだ。
しかし、東京タワーの方が愛着が持てる。
大殿の中に入ると、正面須弥壇にはご本尊の阿弥陀如来が鎮座。
光り輝くお姿は正にアミターバ・無量光仏と呼ばれるに相応しい。
左脇壇には高祖善導大師が、右脇壇には宗祖法然上人の像が
祀られている。
平日とあって、参拝される方の数は少ない。
大殿を支える太い柱が数多くある。
その数は48本。弥陀の48願に由来しているとのこと。
境内の案内図 三門から眺めた大殿と東京タワー
大殿の中に入ると、正面須弥壇にはご本尊の阿弥陀如来が鎮座。
光り輝くお姿は正にアミターバ・無量光仏と呼ばれるに相応しい。
左脇壇には高祖善導大師が、右脇壇には宗祖法然上人の像が
祀られている。
平日とあって、参拝される方の数は少ない。
大殿を支える太い柱が数多くある。
その数は48本。弥陀の48願に由来しているとのこと。
ご本尊 阿弥陀如来坐像
右脇檀 法然上人 左脇檀 善導大師
お堂の外に出て、記念撮影をする。参拝に来られた方にお願いをして、
シャッターを押して頂く。
人物があまり小さいため、もう一度、撮りなおした。(浜詰さん撮影)
大殿の前で記念撮影
次に向かった先は黒本尊が祀られている安国殿。
安国殿とは徳川家康の戒名であり、黒本尊とは家康の
守護念持仏・阿弥陀如来立像のこと。
「黒本尊」と呼ばれる理由は、諸説あるようだ。
もともと金色に輝いていた仏像が線香の煙で黒くなったからという説。
また、かつてこの仏像の持ち主であった牛若丸は九郎義経と
呼ばれており、「九郎の本尊」が「黒本尊」となったという説。
黒本尊の拝観は決められた日だけであり、今日はお前立ちを拝観した。
安国殿 黒本尊お前立
いよいよ徳川家霊廟へのお参り。
平日の拝観はできないところを、幹事の井戸さんが予約をして
おいてくれたお蔭で、霊廟の中に入ることができた。
霊廟は、6人の将軍やお江、和宮、将軍生母側室の墓所宝塔が
ぐるりと並んでいる。
十四代家茂の宝塔は石塔あり、正室和宮は青銅製の立派な
宝塔になっている。
皇室に対して、敬意を表していると言うことだろうか。
徳川将軍家の霊廟を参拝
霊廟の前に並んでいる石造の四菩薩が気に入った。
正面向かって、左から文殊菩薩、虚空蔵菩薩、地蔵菩薩、普賢菩薩。
対になった関係の菩薩と言える。文殊と普賢は、釈迦の脇侍。
虚空蔵と地蔵は天空と大地の菩薩で元々対の関係のようだ。いずれも
智慧と慈悲を代表しているようでもある。
霊廟の前に居並ぶ四菩薩
最後に向かった先は東照宮。上野の東照宮ほど馴染みが
ないため、うっかり、見過ごしてしまう。
途中、仁王門で仁王像を眺める。なかなかの迫力。
腕が太い。この像は、18世紀前半までに江戸の仏師によって
制作されたようであり、江戸時代の仁王像として貴重な作品とのことだ。
(掲示板の解説文)
吽形 阿形
何か繋がりがあるのだろうかと思うくらい何本もある。
東照宮での参拝は二礼二拍手一礼。神仏を一緒に参拝するとは、
いかにも日本人らしい。
三代家光お手植えの公孫樹が見事な大木となって空高く伸びていた。
「この木なら凄い仏像が彫れるのではないか」とはどなたかの声。
東照宮の鳥居 イチョウの大木
増上寺のすぐ近くに、港区役所がある。
区役所の食堂なら16名が一緒に入ることができるだろうと、向かう。
ちょうど昼時で、満席となっていた。
暫く待つと、空き席ができ、それぞれ分かれて座り、昼食を取る。
天気は小雨交じりで、混雑もない拝観日和。楽しい一日となりました。
感謝。