JR日暮里駅構内、京成電鉄改札口前広場に12名が集合して、
成田山へ向かった。京成成田駅に10時20分に到着。
一列車で1時間10分の乗車時間は今までで一番長い。
成田山までは徒歩で15分との表示があった。
参道脇に並んだ干支の動物や、お店を眺めながら歩いた。
眼前に立派な総門。この門は2008年建立。
高さ15mの総欅造。
参道脇の建物は歴史を感じさせる 総門
総門を過ぎると、正面に堂々とした仁王門が迎えてくれる。
この門は1831年に再建された国指定重要文化財。
二天門の中央から下がる大提灯の字は何と書いてあるのだろうか?
すぐに「魚がし」と答えたのは蓮見さん。
この門は1831年に再建された国指定重要文化財。
二天門の中央から下がる大提灯の字は何と書いてあるのだろうか?
すぐに「魚がし」と答えたのは蓮見さん。
向かって右手に那羅延金剛(阿形)、左手に蜜迹金剛(吽形)の仁王が立ち、
反対側右手に広目天、左手に多聞天の二天が立っている。
反対側右手に広目天、左手に多聞天の二天が立っている。
総門から見る仁王門(重文)
蜜迹金剛(吽形) 那羅延金剛(阿形)
多聞天 広目天
階段を登りきると大本堂の勇姿が眼に入る。護摩祈祷の声が聞こえてくる。
堂の外側にある通路を巡ると裏手に岩山があり、不動明王や三十六童子像が
あちらこちらに立っている。役行者の姿も見える。
また、本堂の裏側には大日如来(中央)、聖徳太子(向かって左)、
虚空蔵菩薩(右)の像が祀られていた。
境内案内図 大本堂
大日如来像 他 護摩祈祷を終えたお坊さん
大本堂の近くに色彩豊かな堂塔が建つ。三重塔と聖徳太子堂。
三重塔は1712年建立の重要文化財。
塔内には大日如来始め五智如来が祀られている。
一層部分には阿弥陀如来(西)や不空成就如来(北)などの
如来名が表記されていた。
法隆寺夢殿を思わせる八角形の造りは、
いかにも聖徳太子をイメージさせる。
この聖徳太子堂は1992年建立、2007年に修復されたとのこと。
三重塔(重文) 聖徳太子堂
大本堂の参拝を済ませた後は、三重塔を背にして記念撮影。
次に、向かった先は、「釈迦堂」。1858年に建立された重要文化財で、
かつての本堂。大本堂の建立にあたって、現在の場所に移築されたとのこと。
堂の周りには五百羅漢や二十四孝の見事な彫刻で飾られている。
堂内の須弥壇には釈迦如来を中央に、文殊、普賢、弥勒、千手観音の菩薩が
鎮座。
釈迦堂の解説板 釈迦堂(重文)
釈迦堂の次は、光明堂。こちらも1701年建立の重要文化財。
釈迦堂の前の本堂。ご本尊の大日如来を中心に、正面右手に、愛染明王、
左手に不動三尊像が安置されている。
以前は須弥壇がもっと前にあったが、今の位置にセットバックされたと
お寺の方からご説明を受けた。
光明堂の解説版 光明堂(重文)
額堂は現在修復中であり、拝観できない。この堂も重文となっている。
最後に、向かった先は平和の大塔。五階建の大きな建物だ。
二階明王殿には大塔のご本尊・不動明王が鎮座し、
周りを降三世明王(東)、軍荼利明王(南)、
大威徳明王(西)、金剛夜叉明王(北)囲んでいた。
額堂の解説文 大塔の解説文
光明堂から平和の大塔へ向かう際の眺めは絶好のビュースポットで
あると、境内で作業する方達から教えられた。
また、油をかけ事件の被害を受けた、弘法大師像を
眼にすることとなった。
絶好のビュースポット 被害に遭った弘法大師像
見どころ満載の成田山 参拝を終えて、昼食の時間となった。
美味しい鰻を頂くことに決まった。
どのお店にするかを思案していたところ、高野さんに案内され、
着いたお店が「うなぎの川豊」。
店先では鰻を捌いて焼く準備をしている。
高野さんは成田山に向かう際に目星をつけておいたそうだ。
美味しい鰻に、皆さん大変満足した。
来月の見仏会感想では「鰻重」を挙げる人が多いのではないかとの
冗談も飛び出した。今回も楽しい参拝となった。