2018年8月12日日曜日

半蔵門ミュージアムで運慶作・大日如来像とご対面‼


8月11日(土)10時、荻窪グループの18名が東京メトロ半蔵門駅
4番出口の地上に集合した(①)。今年4月にオープンしたばかりの
半蔵門ミュージアムを訪れた。主たる目的は、運慶作の大日如来を
拝観すること。

早めに到着して、参加の皆さんが集まるのを待つ。ミュージアムの
開館は10時であり、入口はまだ閉じられたまま(②)。
①半蔵門駅4番出口地上      ②半蔵門ミュージアム入口

開館と同時に入館すると、受付で、入館証とパンフレット(③)が人数分
渡された。半蔵門ミュージアムはアクセス地図(④)の通り半蔵門駅地上
の直ぐそばに入口がある。

10時20分から、仏教文化に関する映画が始まると告げられた。そこで
最初に映画を視聴することにし、会場の3Fへエレベーターで移動した。

③ミュージアムのパンフレット   ④ミュージアムへのアクセス
                           (③の地図を拡大)

3Fのホールで待っていると、上映の準備ができたと、シアタールーム
へ案内された。映画は18分で、釈迦が悟りを開いたこと、仏像が制作
された理由、仏教が日本へ伝来したこと、日本における仏像の変遷、
運慶の登場等、時系列に分かりやく、興味深い内容となっていた。

この映画の監修が運慶研究の第一人者である、清泉女子大学教授
山本勉氏であることを最後に知り、成程と納得。また、坐り心地の良い
椅子など、充実した施設にも感心した。

映画視聴後は、B1Fのミュージアムで展示作品を観覧し、その後、2F
ギャラリーの運慶仏写真を眺めることとした。フロア案内(⑤)と展示品
目録(⑥)を見ながら移動した。
⑤フロア案内          ⑥展示品目録

展示品目録(⑥)は、
 期間:8月1日(水)~11月11日(日)、
 テーマ:3分類 となっている。入り口から順に
       「ガンダーラの仏教美術」
       「祈りの世界」
       「特集展示 信仰の絵画」 
        (⑦)
 
お目当ての大日如来像は「祈りの世界」に展示。ガラスケースに入り、
360度、間近で眺められる。背筋を伸ばした、若々しい造形にうっとり
する。運慶作・大日如来像に共通の特徴。いつ見ても素晴らしい。
⑦大日如来坐像などの展示品(パンフレットから)

B1Fミュージアムの観覧を終え、2Fギャラ―で運慶仏の写真を
眺めた。外見的には、玉眼始め、リアルな造形が運慶の特色と
言える。

本ミュージアム大日如来坐像の胎内納入品がX線写真で確認
できる。心月輪、五輪塔、仏舎利塔の配置に運慶仏共通の特徴
が見える。

展示の運慶仏写真で目に付くものが「上げ底式内刳り」と言う
技法。これも、運慶仏の特徴のようだ。台座を外して、仏像を
さかさまにし、像の底を見ない限り確認できない。

写真を堪能した後は、同じフロアにあるラウンジでお茶を頂き
ながら、休憩した。無料で、運慶作の仏像を観覧し、その後
ゆっくり寛げるとは、何と有難いことか。

そろそろ、昼食時となる。丸の内のレストランで食事をしようと
地下鉄に乗り、向かった。新丸ビル内のレストランで、昼食を
美味しく頂いた。

今日も楽しいひと時となった。ご参加頂いた皆さんに感謝。
(合掌)